事務局長、イントラマートユーザー会「IMUG」への熱い思いを語る
2021年7月に設立したイントラマートユーザー会「IMUG」。今回は設立当初から推進リーダーとして運営を牽引してきた久木田浩一・IMUG事務局長に、intra-martとの出会いからIMUG設立に至った背景、そして今後について熱い思いを語って頂きました。
45歳で意を決したイントラマート社への転職
体力の衰えを感じ始めた45歳に、私はNTTデータ イントラマート社(以下、イントラマート社)に転職した。 前職のシステムインテグレーターでは、創業間もないイントラマート社の主力製品(現「intra-mart Accel-Platform」)を取り扱っていたが、私はそれをシステムエンジニアの単なるツールだと決めつけ、特段の関わりを持たず別のソリューションの販売に従事していた。
運命を変えたのは、日本IBM社が大阪で開催していた経営者向けセミナーだった。登壇者の一人として参加した私は午後2時からの自身の講演を終え、その後のプログラムに目をやった。そこにNTTデータ イントラマート代表取締役中山義人の名前を見つけた。今でも覚えている。16時30分からの講演だった。
せっかくだから聞いて行こう。そう決めたのが、私の人生を変える時間になるとは、その時はもちろん思いもよらなかった。
中山の講演は、私のintra-martに対する印象を大きく覆す内容だった。「これだ!」と思った。技術的な視点ではなく、経営の視点から語られるintra-martは私の抱いていたイメージとまったくの別物だった。この日を境に、体力の衰えを気力で吹き飛ばす私の“intra-mart人生”が始まった。
エバンジェリストとして抱えるジレンマ
intra-martの勘所を掴むと、私は前職のシステムインテグレーターで水を得た魚のようにお客様へ提案し、延べ130社以上の企業への導入をお手伝いした。だが、しばらくすると会社の事業方針が転換し、突如intra-martを販売できなくなるという事態となり、はしごを外された気分を味わうことになった。
仕事において、ゼロからイチにすることに最も幸せを感じる私は、その頃にはintra-martの魅力にすっかり取りつかれていた。しかし、それができなくなったことで、初めて転職という言葉が脳裏をよぎったのだ。2007年、勇気を奮い立たせた私はイントラマート社に転職した。
入社後はマーケティングを担当し、その後もエバンジェリストとしてintra-martの素晴らしさを伝える業務に長らく従事してきた。様々な困難はあったものの、会社は増収増益を重ね、着実に成長を遂げた。しかし、一方でビジネスをスケールさせるためのビジネスモデルである間接販売に一つのジレンマを抱え始めていた。
メーカーとしてお客様に届けたい情報がなかなか伝わらない———。
そのジレンマを解消すべく、会社設立21年目にして、メーカーとお客様、またお客様とお客様が直接会話できるユーザー会「IMUG」を2021年7月に創設しました。
ユーザー会の立ち上げと運営に奮闘した一年間
この一年間、事務局長としてIMUGの立ち上げから運営に奔走し、実際のお客様の声に真摯に耳を傾けながら携わってきました。そこで得られたお客様の生の声を大事に、より役立つユーザー会にしようと改善に取り組み続けてきました。本当に有り難いことに、IMUGにご参加頂いているお客様から、「IMUGへの参加活動が会社や自分にとって非常に有意義である」と感じることができる数多くのご意見を頂戴しました。
ここでいくつかご紹介例させて頂きます。
コロナ禍の影響で閉塞的な日々が続いていたが、オンラインででも他社様とリアルに近い交流ができ、色々な学びができた
製品に関係しない分科会まで開催するIMUGは他のユーザー会にはない魅力があり、DXに本当に必要な人材育成や能力向上に役立った
経済産業省のDXレポートに書かれている文化や慣習の変革などの実現のイメージが湧かなかったが、IMUGで実際に実践している企業の話を聞くことができて大変刺激を受けた
RPAや電子サイン・電子契約連携に限らず、既存の仕組みに連携して業務全体をデジタル化することで業務改革を実践しているユーザーの生々しい話は、当社のDXへの取り組みにとってヒントに溢れている
IMUGのつながりが新たなイノベーションの原動力に
ユーザー会としてはまだまだ駆け出しのIMUGですが、このようなお客様の声に支えられています。また、同時に「こうしてほしい」「こうしたい」というご意見も多く寄せられています。弊社の製品・サービスをご利用頂いているお客様が目指す「企業の発展のためのDX」を支援するため、今後は下記の観点でユーザー各社のレベルアップにつながるよう尽力したいと考えています。
ビジネスモデルの変革
企業変革(企業文化・風土、プロセス)
レガシー刷新を含むDXに向けた変革
現在、IMUGでは主に分科会を定期的に開催し、ユーザー同士の交流の場を提供しています。ここでDX実現の知見やノウハウを身に着けたお客様が、お互いのつながりと発想を通じて業種業態を超えたイノベーションを起こす原動力になれればと願っています。
そして、将来的にはIMUGに集う人たちがつながり合い、新たに生み出されるイノベーションによって創造された便益を、いつでもどこでも誰もが手軽に享受できる。そんな社会への貢献と実現を目指して、今後もIMUGを運営していきたいと考えています。
(IMUG事務局長 久木田浩一)
--(お問い合わせ)
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