異業種とのコミュニケーションが視野を広げる
半導体製造装置をはじめとするエレクトロニクス事業から、バイオテクノロジーによるライフサイエンス事業、また昨今では水素製造装置などのエネルギー分野にまで進出し、幅広く事業を展開するSCREENホールディングス。そのグループ全体のITサービス機能を一手に担うSCREENシステムサービスは、intra-martを基盤としてアプリケーションを開発し、グループに展開する。IMUGにメンバーを参加させる目的として、「異業種との交流により視野を広げること」だと話すソリューション部のシニアマネージャー・嵯峨根淳之氏と、「アイデア創出につながる」と言う同部門のソリューションチームグループリーダーの河本圭子氏にIMUGについて伺いました。
—— IMUGへの参加経歴を教えて下さい
河本:今年度(2022年度)から本格的に参加し始めました。個人が抱える課題の解決よりも、会社としてintra-martの活用の幅を拡げるという目的を重視して他社の事例を参考にしたい、と思い参加しています。
—— マネジメントの立場として参加するメンバーに何を期待しましたか?
嵯峨根:一言でいえば、こうした異業種の方々が参加するコミュニティで色々な立場の方とコミュニケーションを図ることで、“視野を広げる”ことができればと考えています。エンジニアとして開発に携わるメンバーは、「本当にこの考え方ややり方が正しいのか」と日々様々な課題を抱え悩んでいます。そうした目の前の業務だけにとらわれず、異なる目線を得られる場としてIMUGに参加してもらっています。
—— 具体的に異なる目線とはどんなことでしょうか?
嵯峨根:(スクラッチでいちから開発するのではなく)特定の製品を導入し活用することは、一方でその製品の制約を理解し、ユーザーであるグループの方々が求めていることを実現する必要があります。「こういうものだ」という割り切りが必要な場面もありますが、「こういうやり方がるのか」といった全く新しい気付きがあれば、実現に向けた選択肢が広がります。そういう観点から、特に経験の浅いメンバーの参加を促しています。
—— 実際にIMUGに参加してみていかがでしたか?
河本:他社の事例や意見を聞いて参考にするだけではなく、割と突っ込んだ議論ができる場があるので、intra-martを活用してグループに展開する上で、様々な気付きを得て開発や提案に向けた新しいアイデアの引き出しが増えてきたという印象があります。
嵯峨根:河本は元々管理部門でのキャリアが長く、IT分野で開発に長く携わるメンバーと比べても非常に新鮮な考えや意見を持っています。先ほど話した「こういうものだ」という割り切りに対しても、「どうして?」と素直に思える感性がある。そうした感性、視野の広さをさらに養える社内以外の”つながり”がIMUGにはあります。
—— 河本さんご自身は嵯峨根さんのコメントについてどう思いますか?
河本:IMUGとは直接関係ないのですが、最近グループの事業会社の現業部門の方とホールディングスの方に話を聞く機会がありまして、その中で「異なる部門(立場)と交流することで、“今を疑う”ことを知った」という意見が出たことがあります。intra-martの活用においても、これは当たり前じゃないんだな、という気付きがIMUGで得られたら、と思いますね。
—— DXの取り組みにIMUGのようなユーザー会は役立ちますか?
河本:DXという観点からは、従来の(IT分野の)領域以上に広く知見を持ち携わっていく必要があります。現業部門は現業部門で、開発部門は開発部門でそれぞれ議論がある一方、DXの取り組みにおいて定型化・最適化されたものが用意されているわけではありません。そうした点で、答えがないDX実現に向けて社内だけの議論ではなく、IMUGのようなコミュニティを通じて他社とのコミュニケーションからDXを捉えていくことが重要です。
—— IMUGに期待することを教えて下さい
嵯峨根:ユーザーの方々だけではなく、NTTデータ イントラマート社の方々も参加しているため、私たちユーザーの声から機能強化や改善といった製品開発に生かしてもらえれば、と考えています。
—— ありがとうございました。
(IMUG事務局編集部)
--(お問い合わせ)
・イントラマートユーザ会(IMUG)個別説明会のお申し込みはコチラ
https://icotto.intra-mart.jp/imart/event/regist/8gcz9h9yfwcdzdx