IMUG 2022 第二回「製品・サービス分科会」開催レポート
イントラマートユーザー会「IMUG」2022年度第二回製品・サービス分科会開催
「最初から全自動化を目指さない」
多くのトライアンドエラーと学びを経て推進する“DXに発展させるRPA連携活用”
NTTデータ イントラマートが運営するユーザー会「IMUG」では、2022年8月24日(水)に今年度第二回目となる製品・サービス分科会を開催しました。IMUGは、イントラマートのユーザー同士の交流・情報交換を通じてDX実現を推進する目的に、主な活動として3つの分科会(製品・サービス分科会、業務プロセス改革分科会、ビジネスイノベーション分科会)を開催しています。今回開催した製品・サービス分科会は、intra-martの製品・サービスの活用に向けた研究をメインに活動し、ご参加いただくことで製品・サービスへの理解を一段と深めて頂くことができます。
IMUGの詳細については弊社ホームページのコチラからご確認頂けます。
さて、今回の製品・サービス分科会では、「DXに発展させるRPA連携活用(IM-RPA活用事例)」と題して、東日本電信電話株式会社のNW事業推進本部 高度化推進部 サービス技術部門から原田裕子氏を招き、自社で運用するRPAとintra-martの連携活用について、その背景から様々な工夫、またトライアンドエラーを積み重ねた経験を振り返った上で、失敗しないために心がけておくべきポイントについて講演頂きました。
〈講演内容から一部抜粋〉
・RPAを導入しただけでは業務は楽にならない
・別の用途で構築したintra-martをRPA活用のため相乗りして利用
・intra-martをRPAとCLI自動化ツールの両方ともに連携
・IM-RPAでRPAとintra-martを連携しシナリオのエラーハンドリングを可能
に
・各工程をIM-BPMで管理し、工程間の順序性をしっかり守る
今回の事例となった数万台規模のデータ移行が必要な業務において、その効率化にRPA導入を推進した原田氏が、“失敗しないためのポイント”に挙げたなかでも、多くの参加者の共感を得たのが「最初から全自動化を目指してはいけない」でした。必要最低限の機能からスモールスタートし、徐々に機能を拡充していくことが、ご自身の経験から学び得たことだといいます。また、RPAのエラー解析を考慮すると、運用ルールによるユーザーの利用制限では難しいため、可能な限りシステム側で制限し、解析に必要なログをしっかりと残すことが重要だとも強調していました。
分科会の後半では、原田氏による講演内容をテーマに参加者が少人数のチームに分かれてワークショップを実施しました。RPAの導入経験者から今後の導入を検討する方まで様々な立場で得た気付きや共感、また疑問について意見を交わし、最後にチーム毎に発表することで学びの共有を図りました。
〈ワークショップで挙がった気付き・共感・疑問〉
・最初から大きな目標(全自動化)を設定しないという点は強く共感した
・intra-martとの連携で実現したエラーハンドリング(Group IDの変更)は
良い方法
・RPAとBPMの連携は利便性が高く、業務改善の幅が広がりそう
・RPA導入にあたって事前に準備したKGIやKPIについて知りたい
・RPAのログを残すための良い方法(形式やレイアウトなど)が知りたい
IMUGでは、今回の製品・サービス分科会に加え、業務プロセス改革分科会やビジネスイノベーション分科会を順次開催を予定しています。ぜひご期待ください。
--(IMUGに関するお問い合わせ)
・イントラマートユーザ会(IMUG)個別説明会
https://icotto.intra-mart.jp/imart/event/regist/8gcz9h9yfwcdzdx
--(関連情報)
・IMUG
https://www.intra-mart.jp/service/imug.html